生薬の成分をよく知っておきましょう
生薬は人間の身体を改善します。効果が高いものであるからこそ、その成分をよく分析し、自分に相応しいと判断したものだけを利用しなくてはなりません。専門家である医師や薬剤師のお話をよく聴きくだけではなく、自分でもその成分を理解しておくことが必要になります。現在はインターネットが普及・発展していますので、個人でも生薬のことに関して知識を集めることが容易にできるようになっています。積極的にインターネットを利用し、また不明な点や疑問に感じた箇所があれば、すぐに薬剤師の方に相談されることをお勧めします。
漢方薬とは似て非なるものと心得るべし
一般的に生薬と聞くと、漢方薬を連想する人は多いと思われますが、両者は似て非なるものと心得ることが大事です。それというのも生薬というのは、草の根や葉、花や果実にまとめられる植物性の物と、動物性の分泌物や抽出物、さらには細胞内容物などが原材料となっているからです。これらはそれぞれに薬効を持っていますので、非常に種類が豊富なところが特徴です。例えばミカンの皮は陳皮と呼ばれ、漢方薬にもよく使われていますが、ミカンの皮がそのまま薬になるわけではありません。
原料を重視していることで効果が変わってきます
日本でも日常生活の中でとっている人が多くなっている漢方ですが、内容を知っていくうえで重要なのは、原料である生薬になります。効果を正確に出していくにはもっとも必要になる部分で、肝心の原料が良いものでないと病気を正しく治していくことは出来ません。そして病状の経過を見ながら処方内容が悪いのか、原料が悪いのかが判断して変えていくことができます。生薬には天然成分由来がほとんどになりますが、大事なのは生産地などになります。