2016年12月15日
原料を重視していることで効果が変わってきます
日本でも日常生活の中でとっている人が多くなっている漢方ですが、内容を知っていくうえで重要なのは、原料である生薬になります。効果を正確に出していくにはもっとも必要になる部分で、肝心の原料が良いものでないと病気を正しく治していくことは出来ません。そして病状の経過を見ながら処方内容が悪いのか、原料が悪いのかが判断して変えていくことができます。生薬には天然成分由来がほとんどになりますが、大事なのは生産地などになります。
価格に差が出るのは同じ内容になっていても生産地が違うということで、価格に大きな差が出てきますし、それだけ希少価値が高いものも多く存在するということになります。特に植物は育った場所の他にも気候が関係しています。寒冷地なのか温暖なのか、またその年の機構状況によって育ち方も変わってきますので、価値観というのが大きく変わってくることもあります。また土壌の状態というのも大きなポイントになります。土の状態によって良し悪しが決まってくるといっても過言ではなく、同じ植物でもかなりのバラツキがでるのも自然環境ならではのことだといえます。
現代の技術であれば化学合成して特定の成分を作りだすということも可能に感じますが、やはり化学薬品というのは本来の人間の細胞にとって受け付ける割合というのが高くありません。そのために環境で作られる天然成分というのは、とても希少価値があり効果を高めることができる理由となります。